2013年08月24日

長男、右肩を手術するの巻

猛暑の夏、皆様いかがお過ごしでしょうか。

仙台は梅雨が明けてからようやく三週間。
夏休みも終盤となりました。

長男の高校は8/22からだし、
次男の中学校は8/26から始業となります。
東北の夏休みは短いですねえ。

さて、長男は大学受験に向けての大事な夏休み。
学校での講習や、毎週末には予備校主催の色々な模試もあり
まさに受験勉強で忙しい毎日を過ごしています。

ところで長男は右肩脱臼を繰り返して大変よという記事を
3月頃に書きましたが、皆さん覚えてますか?
http://shashan.seesaa.net/archives/20130308-1.html

あの後、根本的治療(対策?)のために、
東北大学附属病院を紹介されて、肩専門外来に行ってきました。

整形外科と一括りにはなっていても、
部位や症状などによって専門外来が分かれており、
それぞれ診察曜日も細かく分かれています。
肩専門の医者がいることにも驚きましたが、
だからこその大学病院なのかなあと思いました。

で、肩外来は火曜日と決められています。
なので診察時は火曜日狙いで休暇を取る私です。

3/12に初めて診察してもらい、細かくヒアリングされ、
肩の状態も色々動かして診てもらいました。

長男はとても関節が柔らかいことはすでに述べましたが、
やはりここでもどの医師も柔らかさに驚いてました。
家族に誰か柔らかい人いるか聞かれて、「?」でしたが
後日、実は自分も柔らかい部類だと医師に言われて驚き。
じゃあ、遺伝だったのか。

紹介元から持参したレントゲン写真入りのCDも渡しました。
今って患者本人にレントゲン写真を託すんですね!

確かに個人情報そのまんまなので、郵送などで病院から病院へ渡すよりは、
本人に託したほうが一番セキュリティ上安心かもしれない。
紛失したら本人責任ですし。
肩の骨程度ならまだしも、癌等の写真だったらドキドキだろうなあ。

それで、長男の肩ですが、肩の内視鏡を使う手術で改善するらしく、
手術と入院はあわせて一週間程度で、その後の固定が3週間位、
固定をはずしてから少しずつリハビリで、運動できるまでは半年位と
言われました。

肩の状態からして、すぐに手術しないと!必ず手術しないと!という
状況ではなく、また、もし手術するならいつがいいかも見極める必要が
ありました。

しばらくは利き手の右腕が自由に使えなくなるし、
なんといっても大学受験が控えているのでどうするか。
大事な夏休みに行うか、受験終わってからやるか。
それとももっと後にやるか。やっぱりやらないか。

色々な選択肢と、選んだ場合にどうなるかを聞いて、
最初の診察が終了。決定権は私たちに委ねられました。

夏休みの受験勉強が思う存分できなくなるかもしれないけど、
学校の出席日数等気にせずに入院できるチャンスだし、
手術後のケアもしやすいだろう。

それに、着替えなど通常生活の中でいつまた脱臼するか
わからない状態で暮らしていくのも不安だし、
ましてや受験直前でそんなことになったら大変です。

受験後に手術という選択肢もあるけど、
合格したら入学手続きやら住まい探しなどで
入院している暇なんてないだろうし、
実際のところ遠方の大学に入学したら、
その後の通院やリハビリも大変だよね・・・
肩固定のまま入学式に出させるのが可哀想となり、
実際に直前で手術キャンセルする方もいるそうです。

長男本人の意向としても、夏休みに手術するということで
異論なしでしたので、それでお願いしますと次回診察で
伝えました。

3月に2回、4月に2回診察を行い、その間にレントゲン撮影や
MRI撮影もあり、より詳細に手術のための判断や計画が
練られていきました。

4月の二度目の診察でようやく教授の診察となり、
最終判断がそこで下りました。
そこまでの診察では、すべて全く違う医師が登場。
カルテに色々書いてはあるものの、結局何度も説明したり、
医師自身が肩や他の関節の曲がり具合などを調べたりと。

あれですかね、複数の医師による見立てを討論して、
この患者はこの治療でいくのがベストだね!とするために
毎度違う医師なんですかね。
まあ、そう思っておくことにします。

肩の内視鏡がある病院は限られており、
大学病院と東北公済病院の二つだそうです。

希望日によっては他の手術と重なればダメなので
その場合、大学病院の医師が公済病院に赴いて
手術すると言われました。
でもたまたま夏休みに入ってすぐに、大学病院でできることに。
ひとまず安心です。

その後はしばらく通院がなく、
7月初めに入院前の精密検査を行いました。
レントゲン、血液検査、心電図などです。

レントゲンではなぜか左肩撮影のオーダーになってることが
直前の口頭確認でわかり、無事に右肩撮影しました。ほっ。

その時診察した医師が、これまた初めましてだったのですが
その方が手術担当でした。

手術の内容説明、全身麻酔になること、入院期間やリハビリ期間
などなどを再度細かく教えていただきました。
あとは入院・手術に備えて体調管理です。

帰りには手術後着替えしやすいように前開きの下着も購入。
しばらくは腕を自由に動かせないので、頭からかぶる下着や
洋服は着られなくなります。Tシャツは不可です。
ああ、普段着も買わなくちゃね。

他の医師もそうだったのですが、やはり大学受験ということを
とても気にしていただき、さりげなく励ましてくれたりしましたね。
長男も、隠さずにずばり志望校を答えていたのが意外。

そして7月23日に入院。
直前の週末に風邪っぽくて少し熱が出てどうなるかと思いましたが、
すぐに治ったのでよかった〜。熱があると手術中止になるのです。

朝から病室に入り、なんだかんだで結局夕方までいましたね。
入院中の諸々について説明を受けたり、書類に署名したり、
固定装具の技師が来て、装具を買って説明を受けたりと。
早く帰りたかったが、五月雨式にやってくるので
待機時間も長く疲れてしまいました。

入院二日後、7月25日に手術です。

9時から麻酔開始なので、8時頃には私も病室に入りました。
8時半過ぎには準備もできて、病室から歩いて手術室へ。
私も手術室手前まで一緒に行けるけど、断りました。
もう、子供じゃないものね。

正式な病名は、反復性肩関節脱臼。
手術は、関節鏡視下バンカート修復術。

脱臼した時に、実は少し骨が欠損するようで、
長男もそうなってました。骨折の一つらしい。
欠損が多いと骨移植が必要になるのですが、
長男はそこまで欠損してないので移植はなし。

最初の脱臼時にはがれた靱帯(じんたい)が
元の場所じゃないところにくっついてしまって、
それを元に戻します。

それから、普通の人よりも関節を包む袋が大きく、
そのために自由に関節が動いてしまう(柔らかい)。
なので、再脱臼防止のために、その袋を縫い縮めて
小さくする、関節包縫縮術を行いました。
小さくするといっても、普通の人並みにするだけ。

ということを、小さく三カ所切って、
内視鏡ならぬ関節鏡を使って手術するのです。
なので、傷跡は小さく身体の負担も軽いです。
また、小さなボルト(非金属製)を4本入れるそうです。

14時近くまでかかると言われてましたが、
順調に進んだようで、12時半頃には病室に戻ってきました。

手術成功です。良かった!
全身麻酔なので少し不安はあったのですが、
先生もこの手術は結構メジャーなものだと話してましたし。

麻酔から覚めたけど、しばらくは眠っている長男。
一時間置きに看護師さんがチェックしにきます。
肩の痛みや腕の痺れはあるので、鎮痛剤を入れてくれたり
酸素マスクや点滴を確認したり。
長男もしっかり受け答えして、大丈夫。

15時頃には、柔らかい食べ物OKになったので、
とろり柔らかな抹茶プリンを食べさせてあげました。
とても美味しかったみたい。

夕方には普通におにぎりの夕食が出まして、
なんとかスプーンとフォークを左手で使い、食べました。

もう大丈夫。必要な介添えは看護師さんがやってくれるし
私も病院を後にしました。
これも一日で疲れましたが安心感のほうが強かったです。

その後の回復も早くて、なんと二日後の7月27日に退院!
この手術だとそんな感じらしいです。

手術後から24時間固定装具をつけて、左手中心で生活する長男。
着替えも入浴にも時間がかかるので、最初は家族で手伝ってましたが
すぐに自分でできるようになりました。

固定装具も、フワフワな素材でできていて、
マジックテープなどで長さやきつさも調整しやすい物です。
肩の傷口には濡れないように、透明な防水テープも貼ってます。

着替えと入浴時以外は常に装具をつけてるので、
汗を吸って大変臭いことになってましたよ・・・
先日、ようやく洗濯しましたけど。

退院してからすぐに夏季講習や模試の嵐!!
右手でうまく書けるのか、模試も大丈夫なのかと心配してましたが
なんとかできたようで、良かった。

毎度の食事も左手でフォーク、スプーン利用。
お弁当もご飯はおにぎりにして。

通学では自転車には乗れないので、徒歩と思いきや
たまたま夫が7月に異動になり、車通勤になったので
朝は最寄り駅まで同乗できまして、ラッキー。

装具をつけたままできるリハビリを行い、
なんとかかんとか過ごして、8月20日に術後の初診察。

ようやく、固定装具を外せました!
あとは毎日、自宅でリハビリを続けます。
180度開くところが45度までしか上がらないとか
まだ、可動域がかなり狭いので、一ヶ月位頑張る予定。

固定の必要がなくなって、だいぶすっきりしたんじゃないかな。
箸も使えるようになり、お弁当もおにぎりにしなくて楽だわ。

まだ重い物を持ったり、引っ張ったり、肩に負担をかけてダメ。
あくまでゆっくり動かすことだけしかできません。
なので、しばらくリュックも使えないし、
ショルダータイプの鞄も左肩にしかかけられず。
体育ももちろんできません。

でもこれで、再脱臼の不安はほぼ消えました。
完治までは半年程かかり、二年間は経過観察が必要です。
手術しても再脱臼することもあるそうで。

次の診察は10月初め。
それまでに、リハビリ効果が出ますように。

かな〜り長くなってしまいました。
読んでくださって、ありがとうございました。
posted by しゃーしゃん at 21:54| 宮城 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 病気・薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
質問してもよろしいでしょうか。
Posted by 鈴木 at 2015年12月11日 13:30
鈴木様

コメントありがとうございます。
この場でできる範囲での回答となりますが、
それでよろしければご質問くださってかまいません。
Posted by しゃーしゃん at 2015年12月12日 20:10
ありがとうございます。
大学受験や資格試験を目指している最中に全身麻酔の経験がある方を探していたところたどりつきました。
私もしゃーしゃん様のご長男様と同様に肩の怪我をしています。今は保存療法で経過を診ていますが靭帯の損傷なので完全に治すには全身麻酔での手術が必要という微妙な状態です。
全身麻酔の脳への影響が心配です。量、回数、時間によっても違うでしょうが医療用とはいっても麻薬、麻酔ですので多少なりとも中枢神経等に影響がでるのではと考えています。
そこでご長男様の予後や当時のしゃーしゃん様が不安になられていたことなど教えてくださいますでしょうか。ブログを拝見した限りとてもすばらしいご長男様ですので術前に合格水準に達していたと思いますが術後に記憶作業で苦戦していた、集中ができなくなった等なんでもかまいませんのでよろしくお願いします。

Posted by 鈴木 at 2015年12月14日 20:03
鈴木様

肩を怪我されて、手術が必要な状況となれば、通常でも大変なのに、そこに何らかの受験が控えていれば、不安になるのも当然です。心中お察しいたします。一番いいのは受験が終わってから手術なのでしょうが、そうもいかないので悩んでいらっしゃるのだと推察します。

全身麻酔を受ける前には、必ず医師から麻酔の副作用について説明があります。
(大体は説明資料を渡され、自宅でじっくり読みますが)
その副作用を読むと、とても恐ろしくなるのですが、それを理解した上で、麻酔を受けますという署名をしないと、手術ができません。なので大抵は署名しますけどね。

うちの長男は、麻酔による後遺症のようなものは発生しませんでした。手術後も病室で教科書読んだりしていたようですし。

私も全身麻酔を2回経験していますが、特に何も記憶や集中について困ったことはありませんでした。

アドバイスできるとしたら、麻酔科がある病院、あるいは麻酔医師が手術する時に来てくれる病院で、手術なさったほうが安心です。

また、手術後は決まった時間、ずっと酸素を吸入する必要があります。麻酔が残っている状態ですので、本来の呼吸が自力でまだできないらしく、酸素が全身に行き渡るように、酸素吸入をするそうです。この酸素吸入をきちんとしていれば、麻酔もしっかり覚めて、特に問題なく動けるようになるはずです。

私はあまりにも鼻の近くに酸素チューブ?を貼り付けられて、ちょっと辛かったので、看護婦さんにお願いして、少し位置をずらしてもらったことがあります。その時に看護婦さんが酸素吸入は大事だからとおっしゃっていた記憶があります。

あとは、受ける予定の術法について、その医師(または病院)での経験数も聞いてみると、安心できると思います。その際に麻酔で問題があった人はいたかどうかを聞くのは難しいと思いますが・・・

また、今診ていただいている医師に、不安は隠さずに何でも尋ねてみることが良いと思います。聞いたことに対して面倒がらずに答えてくれる医師は信頼できると思いますよ。私も息子も診察の時に、色々と細かい疑問を聞いて納得できましたので。

鈴木様の期待する回答にはなってないかもしれませんが、少しでもお役に立てれば幸いです。
Posted by しゃーしゃん at 2015年12月14日 22:16
ご返信ありがとうございます。
こんなにたくさん情報をいただけてとても参考になりました。
しゃーしん様も全身麻酔の経験があるのですね。
手術担当医だけでなく麻酔医にも質問してみようと思います。
Posted by 鈴木 at 2015年12月17日 15:33
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