もう大晦日ですか!なんてあっという間の一年だったのでしょう。
今日もまた、太陽が昇り、素敵な日差しが差し込んでいます。
自然の営みは日々変わらないように思える毎日だけど、
当たり前のように太陽が出て、空気を吸うことができるって
実はとってもありがたいことです。
そして、それができる、感じることができる自分の心と身体に感謝です。
・・・と、このまま今年の振り返りと来年の抱負などを語っていると
またこの記事の続きがかけないまま年を越してしまうので、
早速続きを書きますね。
★
なぜ青麻神社なのか疑問だったのですが、
今回のスタッフ仲間で仙台近辺?の方達が、
満月のたびにここに集まり、瞑想会のようなことをしていたそうで、
その縁でこちらを今回の会場にしたのだそうです。
知らなかったわ、そんなことが行われていたなんて。
そして青麻神社は懐が深いなあ。
ここからは、長老の言葉など若干私の記憶が怪しいので、
そんな感じだったというふうに読んでくださいね。
「今回ここに初めて集った方も多いでしょう」ということで、
司会から簡単にポロハウ長老と中谷さんの紹介がありました。
長老は、「ドラゴン・ケア・テイカー」という、
代々龍のお世話をする役割を負っている方だそうです。
ワイタハ族は龍と深く関わりがあるみたいです。
ポロハウ長老と中谷さんは、色々と日本を旅していたようで、
前日まで東北ツアーを行っていたそうです。
気仙沼では津波の被害を受けた海沿いを訪れ、
長老もその状況に大変心を痛めていました。
そこにはまだ嘆き苦しむたくさんの魂が留まっていたそうです。
日本にもたくさんの龍が各地にいるらしく、
ワイタハ族にとっても日本はまた特別な思いを寄せる国のようです。
東北を巡る途中で、龍がいるある場所へ行ってみたところ、
今回の地震により、磁場?エネルギー?の方向が狂ってしまったとかで
もうそこには龍はいなかったそうです。
長老はとてもそのことを悲しんでおりました。
本当に今回の震災で、東北は大打撃を受けました。
特に津波により未曾有の犠牲者が出ました。
「亡くなられた方達が、どうか迷わずに天に昇っていけますよう、
皆さんで鎮魂の祈りを捧げましょう。」
各々のティーキャンドルに、灯りが灯されます。
「ここは神社ですが、これから仏教の言葉を唱えることをお許しください」
長老は「般若心経」が大好きだそうで、今回は皆さんで般若心経を
唱えることで、鎮魂の祈りとするということで、面白いなあと思いました。
ご本尊の方向に向かい、一斉に般若心経を唱えます。
手元に何かあるわけではないです。でも皆さんがどんどん暗唱するので
私もそのリズムにあわせてわかるところは唱えて流れに乗っかります。
目をつぶるべきかつぶらないべきかなどと内心迷い焦りつつも、
犠牲者の方の魂が癒されますように・・・という気持ちで祈りを捧げました。
でも、唱えるのに一生懸命だったかも(汗)
般若心経が終わった後、また長老がお話をしてくださいました。
英語でゆっくりお話されるので、半分以上はわかります。
でも同時通訳の方がいつもの方ではないらしく、
聞きたかった部分の訳を端折られたりして、ちょっと残念。
自分の英語力の低さを恨む・・・。
今後は「水の時代」だという話とか、短い時間ですが色々話してくださいました。
しかし、自分の中で記憶が・・・終わってすぐメモに起こせばよかった。
本やブログで知ったこととごっちゃになってるのであまり書けない。
「この場所は、とても気持ちがいいです。ニュージーランドのストーンサークルに
いるのと同じ感覚です。皆さんもニュージーランドに来て、ストーンサークルに
入ってみれば、きっと同じ気持ちになるでしょう」
「鈴木さんは今マヤ族の方と一緒にいます。そして、今、ここはマヤ族の方達とも
繋がっています」
鈴木さんとはいつも長老の通訳をしている方のようです。鈴木美穂さんかな?
そう、前記事でも書きましたが、本当にすがすがしい、温かい、明るい、
穏やかな雰囲気に満ちていました。
マヤ族の方達も、一緒に日本のために鎮魂の祈りを捧げていたのでしょうか。
「今起きているいやなこと、悪いことは、遠い過去の記憶に原因があるでしょうか?
そうではありません。今のままのあなたで完璧です。それでいいのです」
不意にそんなことを長老が話され、とってもドキッとしました。
まるで自分に言われたみたい。
それって、ホ・オポノポノのことをさらりと否定されたような・・・。
長老はとても穏やかな語り口をされて、
とても体格が良い、カメハメハ大王みたいなイメージそのもの。
アロハシャツ着て、お店にいる愉快なおじさまといっても通じます。
そして時折ジョークを交えるので、場の雰囲気が更にゆるみます。
そういえば、途中で小さなお子さんがちょっとぐずった時に、
親御さんが迷惑になるからと外に出ようとしたんです。
でも長老は「子どもは宝物だから、中にいたままでいいですよ。
私達大人がみんな外に出ればいいです」と。半分ジョークでね。
会場のみんなも子どもが騒ぐのは当たり前、という優しい雰囲気でした。
結局誰も外に出ることなかったけど。
そして、たまたまゲストでいらしたアシリレラさんからもお話。
彼女も穏やかで、でも芯がしっかりした肝っ玉母さんのような方でした。
あとでネットで調べたら、アイヌ民族のために心を砕いている方みたいです。
アシリレラさんも津波の被害地域を南下してきたそうで、
やはり沿岸にはたくさんの浮かばれない魂がいたそうです。
「もう一度マグロの刺身が食いたいよ〜」とすがってくる魂もいたそうで、
「それならここにいないで、早く成仏して、女の身体を借りて(通り抜けて)、
またこの世に戻ってきなさい!」と諭したそうです。
ああ、そうだ。
すべての命は、「女」の身体なしにはこの世に生まれてはこれないのだった。
と、そこに今更ながら衝撃を受けた私。
それと、「イナホダ」というアイヌに伝わるものか何かわからないけど、
非常に大切なものを東北のある方に数年前に託したそうで、
それがまだ無事に保管されているか確かめに行ったそうです。
それは秘密裏に保管されていたけど、その方がもし亡くなったらどうなるか、
ちゃんと引き継かれるだろうか、と非常に心配されていました。
何なのかしら、いなほだとは。暗号らしいんですけどね。
その話から、龍の話にもなりました。
イナホダ関連でどこかの洞窟にたどり着いた時に、
そこには白い綺麗なおとなしい龍と、黒くて荒々しい龍がいたそうです。
偶然そこに行ったので、お供えするための玉子やお菓子も何もなくて、
黒い龍に対して「ごめんね」といって帰ってきたそうです。
するとアシリレラさんの腰あたりがびしっと何かに掴まれたように、
どうにも辛く身動きができないしんどい状態になったとのこと。
その後、どこだったか?で、アシリレラさんが祈りの儀式だったかをして、
もう疲労困憊になった頃に、その黒い龍が現れて、暴れたそうです。
アシリレラさんに助けを求めに来たようです。
「わかったから、そこにある玉子でも何でも持っていきなさい!」
すると、アシリレラさんの腰がすうっと軽くなりました。
きっと龍がお供えを食べて帰っていったのでしょう。
そして、ここ青麻神社に入り、昼間に本殿にいた時、
急に震度3ほどの揺れを感じたそうです。
でも、あとで他のみんなに「さっき地震あったよね?」と聞いても
「無かったよ」と言われたそう。
「ああ、そうか。きっと黒い龍と白い龍が合体して1つになったんだ。
たぶんそれを知らせに来たんだ」
そんな不思議な話をしてくださいました。
そうこうするうちに、だいぶ終わりの時間に近づいてきました。
みんなで「ふるさと」を歌うことになりました。
普通の歌詞と、替え歌にした歌詞があり、紙が配布されたようですが
遅れてきた私はなし。もう適当に歌いました。
スタッフの一人に、アコースティックギターを弾く方がいて、
その伴奏で、長老も一緒にみんなで歌いました。
神社本殿に流れる「ふるさと」。 なんだろう、これ。
でもね、替え歌の歌詞がとっても良かったんです。歌詞が手元になくて残念。
ほっこり優しい気持ちに包まれました。
それから、今回被災した、宮城県石巻市の金華山にある、金華山小金山神社。
ここでは昔から龍神祭を奉納するなど、龍と縁の深い神社です。
ここはもっとも今回の大震災の震源に近い場所であり、本当に大変だったと聞きました。
なんせ、牡鹿半島沖の海の底が見えたのですから、津波の威力推して知るべしです。
http://www5.ocn.ne.jp/~kinkasan/index.html小金山神社HPです。大震災ドキュメントもあります。
その被災の様子と、避難せずに必死で神社を守りとおした宮司以下職員の方の様子と
復旧の途上の様子を記したチラシを、人数分はないのですが配布してくださいました。
今回の祈りの集いは無料ですが、ドネーション(寄付)を募っており、
それは小金山神社に寄付されるとのこと。
そんなこんなで、もう時間です。あっという間の20時半。
ポロハウ長老とアシリレラさんは、私の真横を通って本殿を去りました。
お開きとなり、何かあるのかな?と思いましたが、本当に三々五々帰る感じ。
受付では私も心ばかりのドネーション。
外に出ると、なんとまあ、満月の光が明るいこと、明るいこと!!
まるでお空に電気がついたようです。
最初に使ったミニライトが全く不要です。
なんだか不思議な祈りの集まりでした。
もちろん、それっきり、何も勧誘などもありません。
あれからずっと、私がここに来たのはなぜだったのかなあ。
夢で見た金や銀、白い虹の龍と何か繋がるのだろうか。
・・・などと考えています。
きっと、ずっと後になって、私がなぜそんな夢を見たのか、
なぜあのタイミングで長老に会ったのか、
その理由や必然性がわかるのだろうなと思っています。
シャーマンやドラゴンケアテイカーが存在する?
龍が存在する?
私は否定も肯定もしないです、今のところ。
そういう人がいる、そういう話があるということを、
ただ受け止めているだけかな。
受け止めた上で、妄信しないように、常にどうなんだろうかと考える。
意味のないことは起こらない。
そうであるなら、きっと絶対その意味を理解できる日が来るはず。
もうしばらく長い目で、今回の体験を意識のはじっこにおいておこうと思います。
★
すみません、なんだか期待はずれな結末で。
来年はもっと新鮮なうちに書くようにしますね。
あまり頻繁に更新してませんが、何かの縁で私のブログに
今年訪問してくださった皆様にお礼申し上げます。
どうぞ、今年最後の日を心豊かに過ごせますように。
今年一年、ありがとうございました。